外資コンサルティング会社勤務、慎重な分析による株・副収入戦闘日誌

外資コンサルティング勤務の男が普段の事業分析能力を活かして儲ける方法を公開しているブログです

これは儲かるスキャンダル銘柄トレーディング

 

こんにちは、中期保有型トレーダーの近藤です。株をやっていると多くの場合「株って儲かるの?」「いやー勝てないよね」と言った反応を受ける場合が多いですがそんなことはありません。きっちり割安株を分析して中長期的に保有すれば手堅くリターンがあります。今回は私が常々推奨している「スキャンダル株買い」という方法についてお話致します。スキャンダル株とは一時的なニュースにより業績への実際な影響は軽微であるもののイメージが悪化し株価が低迷する株のことを指します。良い例が東京電力ですね、下記のチャートを見て下さい。

代表的なスキャンダル銘柄、東京電力

f:id:fugamonkey:20160417200405p:plain

3.11のときに原発事故が起き、大きく株価は低迷しておりますがよくよく考えてみればだからどうしたです。すべての原子炉が停止し、資産(=原発)が負債になってしまうというリスクはあったにせよ一時期は4000円あった株価は一時期130円前後まで落ち込みました、安すぎです。これはイメージ問題でありじわじわ回復するだろう、とここで買い!当然大型の会社なのですぐに大反発は起こしませんが現在の株価は450円前後、震災後の3倍になりました。イメージよりも株価へ効くのは決算です、決算が出て利益が出れば類似銘柄と比較しPER(=利益に対して時価総額が何倍かという指標)並に落ち着くものです。東京電力さん、長期に渡りありがとうございます。売らせていただきました。

手を出さなくてよかった!クックパッド

さて、なんでもスキャンダル銘柄を買えば良いというわけではありません。例えば最近手を出さなかったものであればクックパッド。社内の権力争いがあり株価の低迷がありましたね。

f:id:fugamonkey:20160417201151p:plain

しかし、2400円の株が1800円です。PERは30倍、リクルートのPERも30倍。十分に割安ではありません、普通です。ここでは買いませんでした。結果騒動が収まった現在でも社長退任騒ぎなどが続き悪い材料が出きっておらず1700円前後を推移しています。危ない危ない、強烈な利益が出ており安定したIT銘柄、元が高すぎでした。

話題のスキャンダル株、東芝

さて、最近スキャンダル株の筆頭といえば東芝です!チャートを見てみましょう。

f:id:fugamonkey:20160417201617p:plain

悪い材料が継続して出続け、下がる下がる・・。さて実質底値に近いところで買うポイントは優良企業、東芝メディカルの売却です。6000億円を超える大型売却へファンドや医療領域に参入したい事業会社が応札の気配を見せ当初より売却金額は高騰します。

ここで考えました、売却が決まれば大きなキャッシュが入りそれにより短期的な再生に向けたキャッシュも持つし投資も出来る。中長期的に見れば売却さえ出来ればじわじわ上がるだろう。そこで買い(210円くらい)です!

売却も決まり悪い材料も出きったようでさらに再生プランも比較的好評です。想定通り株価は230円まで上昇しております。ありがとう!東芝!まだ持ち続けるよ!皆さんもまだ買っても良い株かもしれませんね。

注意すべき銘柄、イメージ上昇株

これが私が繰り返しているスキャンダル買いの方法です。ちなみに逆パターンでイメージのみで上昇している株は危険です。一時期日本の領海内でメタンハイドレートが大量発見されたというニュースやマンガン団塊が大量に、などのニュースが出たときがあり海洋開発銘柄(三井海洋開発など)が大幅に上昇しました。しかし実態を考えれば三井海洋開発はFPSOという石油掘削のための船を作っている会社でメタンハイドレートから利益を得るなど非常に遠い話しです。つまりイメージで上昇した株であり決算でその楽観的な予測は裏切られることでしょう。こういう株は逆に売ってしまいましょう!手を出さないように!

スキャンダルニュースへの注目と注意深い分析で確実な利益を

さて、いかがでしょうか?ご覧頂いた通りスキャンダルトレーディングはきっちりとニュースに注目し早い段階での買い、また分析を行いスキャンダル後も割高でないかを見ればきっちりと儲かるトレーディング方法です。是非皆さんトライしてください。ちなみに私はアプリも使いやすく手数料も安い楽天証券を使っています。既に楽天銀行などを使っているのであれば多少の手数料などを気にするよりも手間もかからずポイントも貰えたりする楽天証券がお得ですね。

 

参考図書:

株をやるのであれば確実に読むべき名著「ウォールストリートのランダム・ウォーカー」

 ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理